一部のロレックス中古時計価格が公式指導小売価格を割った

「昨年（2024年）後半からロレックス中古時計の価格は下向きになり、他のブランドと比べてロレックス（中古）価格の下落は遅かったが、下向きになった」。国内のベテラン時計プレイヤー、炎弾平氏は界面ニュースに語った。彼は同時に中古時計の取引経験も豊富だ。

2022年中の歴史的な高位に比べて、ロレックス腕時計の中古市場での平均価格は確かに著しく下落した。グリニッジ型腕時計（通称「スプライトリング」、「ピータンリング」）、オイスター式潜水時計（通称「水鬼」）などの従来の人気定番腕時計は、2級市場ではさまざまな程度の下落が見られ、中古価格は現在の公式小売指導価格以下に下落している。

炎弾平氏はインタフェースニュースに対して、「一般的なロレックスの「水鬼」（つまりロレックスのオイスター式潜水表）の価格は8万前後で、現在の相場は公価（公式小売提案指導価格）が8万から9万近くの価格帯で、実際の中古表は一般的に8万余りである」と例を挙げた。

時計市場監視プラットフォームWatchChartsのリアルタイムデータによると、ロレックス腕時計の中古市場での平均価格は1年前より5.2%下落し、2年前より11.7%下落した。ほとんどのロレックスシリーズの製品ラインは異なる程度に下落し、その中で、迪通納シリーズの全線、Pearlmasterレディース腕時計シリーズの全線の平均中古価格は1年前よりそれぞれ8.8%と9%下落した。

データソース：WatchCharts

国内外の中古時計市場の相場は基本的に同じ傾向にある。海外市場での中古時計取引への二次課税などを考慮し、炎弾平氏は「中国の中古時計価格は世界最低かもしれないと思う」と述べた。

ロレックスの中古時計価格は過去2年間で一般的に下落し、多くの一般的な人気金が現在の小売価格以下に下落したのは世界的な現象だ。

「全体的に見ると、ロレックスの普遍的な超公価（の場合）は消えてしまった。以前は『誰もが表を炒める』、『国民が表を炒める』と呼ばれていたが、みんなが上昇して下落した。それには利益があるので、誰もが価格を押し上げることに参加する可能性がある。しかし今は『超える』という言葉は全くない」

しかし例外がないわけではない。

ロレックスの生産量が極めて限られているロレックスの表金や、金、白金などの貴金属素材の表金は国際的な金価格の大幅な上昇を背景に、ほぼ全面的な割増となり、2級市場での価格は絶えず逆的に上昇している。

WatchChartsのリアルタイムデータによると、ロレックスの18 Kゴールデンウィークカレンダー型40ミリ、三角穴紋外輪腕時計は過去1年間の2級市場での価格が10.7%上昇した。

また、ロレックスが「ルマン24時間耐久レース」100周年のために制作した限定モデルのディトンナや、曜日カレンダーのエナメル細工によるジグソーパズルなど、過去2年間の中古市場での価格も強力だ。

ベテラン腕時計業界の従事者で中古時計プレイヤーの張源氏は、「ロレックスの週間カレンダーパズル型腕時計は非常に珍しく、昨年発売された時の相場は210万香港ドルまで高く、私が手がけた範囲は190〜200万香港ドル付近だった。現在の相場は185万〜190万。ロレックス市場は調整されているが、プレミアムが高い腕時計は強い市場表現をしている」とインタフェースニュースに語った。

「これらの時計（の中古価格）は問題ありません。結局、在庫は非常に少ないです」と炎弾平氏は界面ニュースに付け加えた。